概要

透水性レジンモルタルシステム工法(PRMS=Permeable Resin Mortar System)は、耐久性の高い高性能レジンバインダーと特殊粒径の細骨材を組み合わせた透水性レジンモルタルを、排水性舗装の表面骨材の間隙に充填する工法です。
排水性舗装の表面を強化(路面強化)し、透水(排水)性能の維持と機能継続を実現しながら補修も可能にする優れた工法で、排水性舗装という貴重なインフラの寿命延長に寄与すると同時に、効果的な低騒音化の期待にも応えます。 透水性レジンモルタルシステム工法(PRMS工法=パームス工法)による優れた排水効果は、豪雨時にも路面に水をたまりにくくし、走行車両のハイドロプレーニング現象の発生を低減し、雨によるスリップ事故の抑制効果が期待できます。また、郊外型大型商業施設などの広大な駐車場への導入例では、雨天時の水たまり発生を少なくできることから、施設利用者の利便性が向上するだけでなく、設計段階での側溝レイアウトの合理化も実現します。

特徴

1.排水性舗装の表面強化(路面強化=骨材飛散抑制)

骨材やアスファルトとの接着性、耐水性に優れた高性能エポキシ樹脂をバインダとして使用した透水性レジンモルタルをポーラスアスファルト舗装(排水性舗装)の表面に充填することにより、排水性、透水性を高いレベルで維持したまま、排水性舗装の表面強化(路面強化=骨材の飛散抑制)を可能にします。転圧不足で骨材が飛散している開粒度アスファルト道路、駐車場なども、prmsを施工することで骨材の飛散を抑制できます。

2.騒音低減機能の向上

透水性=排水性(通気性)を維持したままで、路面のキメ(肌理)を向上させるため、従来のポーラスアスファルト舗装と比較して、車両の走行音の音圧をほとんどの周波数帯域で抑制し、高いレベルの騒音低減を実現します。

3.すべり抵抗の向上(安全性の向上)

細かな骨材からなるレジンモルタルを路面の間隙に充填するため、ポーラスアスファルト舗装に比べてタイヤの接地面積が増えすべり抵抗性が向上します。排水性舗装のすべり止め向上に最適です。

4.排水性舗装の空隙づまり抑制

粒径を選定した骨材を使用することで、レジンモルタルに適度な大きさの空隙を生成、土砂等による空隙づまりを起こりにくくして排水性能の低下を抑制します。

5.排水性舗装のカラー化を実現

舗装色(骨材)の色は、黒の他に標準色として茶、黄、青、白、緑から選択できます。排水機能を持つカラー舗装を実現します。

施工事例1

阪神高速道路の維持工事のprmsgrip・パームスグリップはほぼ弊社で施工させて頂いております。

施工動画

阪神高速北神戸線でのパームスグリップ工法(透水性レジンモルタルシステム工法)の施工動画です

施工事例2

転圧の効いていない舗装面に対し、prmsを施工することで骨材の飛散を抑制します。

浮石を清掃します
樹脂モルタルを敷きならします。
プロペラ(トロウェル)による機械転圧

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